世界料理サミット、スペインのムガリッツのシェフ、アドゥリッスとやはりスペインのエスクリバのパティシエ、エスクリバのデモンストレーションに出席・・・・・
2人ともエルブリの流れを汲むだけあって、“不思議な料理”でした。すべての概念を壊すことから始まるそうです。
日本料理にかなりインスパイヤーされているらしく葛、お米の粉、抹茶などが使われています。
日本料理にはポエムを感じると・・・・・
椿の葉を何日も重曹に浸け、葉脈だけにした薄い葉に抹茶のメレンゲとか葛粉のフォカッチャ・・・
封筒に中にメッセージを書いた米粉の紙が入っていて、その紙にオリーヴのペーストをつけて食べる・・・・
すべてがこんな感じです。
最後には豚の血で作ったマカロン、卵白の代わりに豚の血を泡立て、砂糖、アーモンドプードルで作り、ブルーチーズを挟んで供します。バックに流れている映像は森で動物を捕まえ、皮を剥ぎ、血を絞り取る様子が・・・・・
日本料理や食材をかなり研究している事はすごく感じますが、やはり彼らは”狩猟民族”・・・・
血のマカロン見てそう思いました。
レストランでこのように不思議な料理を頂くのは楽しいかもしれません。たまには・・・・・
でも私は封筒に入った紙にオリーブペーストをつけて食べるより、珍しくもないけれど丁寧に作られたリエットやパテに美味しいパン・ド・カンパーニュを供された方がうれしいのですが・・・・
レストランの料理はここまで来てしまったのでしょうか?意外性と驚きを提供し続けないと客を呼べないのでしょうか?
デンマーク、ノマのレネ・レゼッピ、イギリス、ファットダックのブルメンタルの料理も実際に食べてみなくては・・・・
今、世界のレストランはどうなっているのか知りたくなりました。
あー疲れました!