2011年4月16日土曜日

夏ミカン マーマレード

生徒さんのお庭で採れた夏ミカンをたくさん頂きました。

それでマーマレードを作ります。
レシピは母が作っていたもの、色々試しましたがこの作り方が一番おいしい・・・でも大変手間がかかります。


皮を薄く剥き、白い部分は手で取り除き、皮は細かく刻みます。


果肉を取り出すには袋の背にナイフで切れ目を入れ、種を除きながら、取り出します。


皮は茹でこぼして、実と一緒にし、7割ほどの砂糖を加え煮詰めます。2時間もすると透明感がでて、きれいな色になってきたら、冷たい水に垂らして濃度を確認、出来あがりです。



煮沸した瓶に熱い内に詰めます。一番楽しい作業です。


本当にこのおいしさをわかってくれる方にだけ差し上げましょう。このように可愛い蓋カバーを付けて、きっと喜んでくれることでしょう。

ジャム作りが大好きだった母はマーマレードの他にも苺、杏、りんごなどよく作っていました。
私もジャム作りが好きになり、特に夏ミカンを見るとマーマレードを作らないと落ち着かないのです。

ジャムなんていくらでも売っているのに、こんな手間のかかる作業をするのか・・・・・
そう思ったこともありました。しかしこれ以上、おいしいマーマレードには出会えません。

それに手間をかけるという事を放棄してしまったら、料理などお教えする事など出来ません・・・・

単純作業をする時は作業だけに集中します。余計な事は考えず、包丁の刃先が皮に食い込む感覚を感じ、香りを充分に吸い込んで、五感だけ働かせて作業をすると、12個の夏ミカンの下準備が苦なく終了、煮詰める香りに何とも言えない充実感を感じます。いつの間にか胸につかえた想いや、雑念が消えています。

五感だけを頼りにひたすら作業する・・・これが料理なのかと最近少しわかってきたことです。

無心にジャムを作っていた母の姿を思い出し、きっと母もそのようにして何かと折り合いをつけていたのでしょうか。

1 件のコメント:

  1. Always worth making jam. It's much better than than any of the commercial products.

    It's amazing how the flavour changes when fruit is boiled and made into jam. Plum, Blackberry, Raspberry, Strawberry of course and even Rhubarb all make lovely jam.

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