今年のマーマレード作り・・・
手間をかけるので良い材料で作りたいと思い、夏ミカンを取り寄せてみました。インターネットで夏ミカン(甘夏ミカンではない)栽培農家を捜し、発送してくれる所を見つけました。
山口県の萩市の農家でマーマレードを商品としても製造していて、丁度収穫したばかりの夏ミカンを発送してくれるとの事、次の日には着払いで到着、本当に便利になりましたね。
夏ミカンは萩市が最初に作ったものだと教えてもらいました。
Ⅰ箱30個ほど、程良く酸味がある夏ミカンでした。スタッフとも分けて20個でマーマレードを作りました。
まず皮を剥いて、水に浸けておきます。
果肉の周りの白い部分を手で取り除きます。
果肉を袋から丁寧に取り出します。種は取り除いておきます。水に浸けておいた皮は細かく刻んで、少し茹でます。
目方をはかって同量のグラニュー糖と一緒にして火にかけます。砂糖は甘夏みかんは8割程にしますが、酸味が強いので同量に、皮と果肉で約4kg、砂糖4kgを足すとかなりの分量です。
あくを取りながら煮る事、1時半、色が琥珀色になってきたら出来あがり、念の為、少量冷やしてみて確認しました。良い香りがしています。
煮沸した瓶に熱いうちの詰めて、ラベルを貼り出来あがり・・
いつもの季節の仕事をし終えて、気がつけば爪や腕の筋が痛いのですが、物を作る喜びは大変な分だけ大きいものです。
マーマレード作りには母の思い出に加えてもう一つ、楽しい思い出があります。
私がロンドンのコルドンブルーに通っていた1978年・・(大昔!)
ロンドン校は独自の授業内容でした。アフタヌーンティー、ユダヤ人の先生のコーシャミール、フォーマルなディナーの準備・・・などなど、中でもジャムメーキングはとても楽しいものでした。
何日か前から空き瓶を集めるように言われます。一人暮らしの身では空き瓶なんてそんなにないので、大家さんや友人に頼んで集めました。
当日はスペイン産の苦みのあるオレンジが山のように積まれていました。全員でオレンジを洗って刻んで、大きなお鍋で煮て、瓶に詰めます。
これは知る人ぞ知るといった貴重な物でほとんど予約済み・・生徒の私達には2,3本配給、本当に美味しいマーマレードでした。オレンジが独特で、これはイギリスのマーマレードの味、パディントンベアが好きだったのはこれですね。
パントリーに手作り保存食があるのは幸せ・・今年は苺のジャムも作ってみましょう。
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