2011年7月31日日曜日

ABBAと夏の薔薇

涼しいですね。雨も降ったので薔薇がきれいに咲きました。夏の薔薇は晴天だと咲いてもすぐにしおれてしまうのですが、この通り、可愛いアレンジが出来ました。

お天気が悪いので庭仕事が出来ません。家の中でダラダラ・・・本を読んだり、模様替えを考えたり、これは楽しい。
仕事がないので読みかけの本もソファやテーブルに出しっぱなし・・TVの扉も開けっ放し・・・
これで完全に休みモードに入れるのです。



ダラダラとTVを見ていたら北欧スペシャル番組でABBAをやっていました。
Thank you for the musicを聞いたとたん1978年のロンドンへタイムスリップしてしまいました。
あの頃のロンドンはABBAがあふれていました・・・
あの頃のWestEndのにぎわい、ミュージカルはEvitaが大人気で・・音楽はその頃の街の臭いまで思い出させてくれます。
私も年を取ったということですね・・・昔を懐かしがるなんて!

2011年7月28日木曜日

明日から夏休み

今日で7月のクラスがすべて終了! 
クラス終了後、いつもの月末大掃除、今月はスモークをしましたので換気扇の汚れがひどく、どうしても臭いが残ります。オーブンも100尾もの魚を焼いたためか汚れていましたが、ピカピカに、有能なスタッフがきれいに磨き上げてくれました。感謝。




私の宝物、ドンブラッハの水栓金具もご覧の通りピカピカ!きれいなキッチンで休みになった解放感に浸っています。
8月は自分でやらなくては・・・



これは門から玄関までのアプローチの現在の状況、東電の長い工事も今日で終了、やっと我が家の復旧工事がはじまります。丁度こちらの夏休みに合わせてくれたかのよう、良いタイミングでした。
1年、長かったです。仮に設置された門扉やポストもようやく撤去出来ると思うと、うれしい・・

植栽やペンキ塗りは自分でやろうと思っています。

これからやっと思い通りに庭仕事が出来ます。楽しみ、早々と届いた秋植え球根や苗のカタログを眺めては来春の庭を考えています。

2011年7月25日月曜日

乾し野菜



今年は雨が少なかったせいかトマトが良く出来ました。
ルンゴという細長い加熱用のトマトを2本、フルティカというプティトマトを1本植えました。

ルンゴが50個ほど収穫出来ましたので、トマトソースにしました。水分が少なく、加熱すると美味しくなるトマトなのでソースに最適、冷凍保存します。

これからもまだまだ収穫出来そうなのですが、このトマト、硬いので生のままグレーターですりおろし、パスタソースなどとしても使えますし、ラタトィユやスープにも向いています。




フルティカも沢山・・・そのままでは食べきれないのでドライトマトにしました。半分に切って種を取り、100度のオーブンで2時間ほど焼き、天日に乾し、やはり冷凍保存、甘くておいしいドライトマトが出来ました。

今の時期キュウリ、なすも良く育ちます。特にキュウリはあっという間に、へちまのようなお化けキュウリになってしまうのです。皮を剥き、種を取り、油でいためたり、煮たりしていますが、乾してみました。
4時間ほど天日乾しにして、お肉と炒めるとおいしい!自分で育てたキュウリは曲がっていても、大きくなりすぎても美味しいから不思議・・

採れた野菜をどう使い切るか・・・かなり工夫が必要です!



このひも状のもの、三尺ささげです。細いうちはインゲンと同じように茹でて使うと、びっくり、インゲンよりずっと美味しい・・
別名16ささげともいうのですが、それはさやの中に16個の豆が出来るから、今は大きくして豆を採るのが楽しみです。暑さや乾燥に強い野菜です。



これはゴボウの葉、いつでも収穫できるのですが8月、何回か大切なお客様をお招きして、ディナーをしますので、その時使おうと思っています。採れたての野菜でのおもてなしはきっと喜んでいただけるはずです。

ゴボウの周りの細いねぎは九条ネギ、畑の周りに種を撒いたのですがどんどん大きくなっています。

2011年7月22日金曜日

Confrerie du Sabre d'Or

サーブルドール騎士団のシャンパーニュパーティーに出席、暑さを覚悟していたのですが、台風明けのとても涼しい晩、先週までの猛暑が嘘のような気持ちのよい風が吹いていました。

場所は東京湾サンセットクルーズ、揺れながらのディナー、去年もこの同じ船に乗ったのですが、今回は夜景が少し暗い様な・・・節電のせいでしょうか?

デッキでまずサーブラージュ、サーベルでシャンパーニュの栓を切り取ります。
その後、オークションや叙任する方のサーブラージュがあったりして、室内へ戻り、ディナーが着席で始まりました。お酒は5種類のシャンパーニュ。



あまり良く撮れた写真がないのですが、この会の大使のM.Boudryと一緒に、この日のドレスコードは”サンセット” オレンジのブラウスとバッグもオレンジにしてアクセサリーはサンゴにしました。

涼しい風が気持ちの良い、楽しいシャンパーニュパーティーでした。

2011年7月17日日曜日

東北の食材と蔵元のマリアージュ

ラ・シェーヌ・デ・ロティスールの主催で東北食材を使った日本料理と東北の日本酒の食事会がありました。

アペリティフはテタンジェ・コント・ド・シャンパーニュでしたが後はすべて日本酒、日本酒が苦手な私はほんの少しずつテースティング、大七酒造、勝山酒造、南部美人と3つの蔵元の日本酒です。
その中でも大七酒造のお酒は特別に素晴らしかったです。(沢山頂けないからこそ、香りや味はよくわかるのです!!)

大七酒造は福島県二本松市にあり、太田社長がご出席されました。、震災時のご苦労話や海外のワイナリーとの繋がりのお話などは大変興味深かったです。

地震発生直後、杜氏の方が行ったのは井戸の水をくみ上げて水流を確保すること、原発事故が伝えられると直ぐにすべての開口部を目張りしたそうです。
10代目の太田さんの歴史を守り抜こうとする情熱は感動的でした。

お料理は会員でもある神谷さんのお店、乃木坂のお店へは行ったことがありましたが、この日は赤坂のお店、
色々東北の食材を使った日本料理でした。




もう松茸!?白玉の中にはすっぽんが入っています。

鮎、ふかひれ、きんこ、鱧・・・盛り沢山のメニュー、連日の暑さにも関わらず、とても楽しい暑気払いのディナーでした。

2011年7月13日水曜日

Allotment Garden






市民農園発祥の地イギリスでは市民農園はアロットメントガーデンというのだそうです。

18世紀、産業革命の中、農民を救済するため、区画を割り当てて、自給生産を目的にしたのがアロットメントの始まりだとか、それが現在は少しずつ進化して、他の国へも広がって行き、世界一美しいのはオランダのフォルクストェイナ(人々の庭)、スウェーデンではコロニーガーデン、オーストリアではクラインガルテンとそれぞれ憩いの場になっているのですね。
いつか行ってみたい・・

私のアロットメントガーデン(市民農園とは少し違いますが)は夏野菜が順調に育ち、沢山の収穫があります。画像のサラダ、すべて畑で収穫した野菜です。レタスは少し硬く、苦くなっていますがトマト、ニンジン、ジャガイモ、赤ピーマンをオリーブ油とレモンであえて出来あがり、いんげん、キュウリもあれば入れますが他に使ってしまい、この日はこれだけ、牛肉を焼いて添えればワンプレート、ディナーに。

採れたて野菜を料理する時、格別の思いが湧いてきます。種からあるいは小さな苗から見てきていますので、いつもその生命力に驚くばかり・・・人間が決して作ることのできない創造物の神秘です。

先日、TVのニュースで未来型街作りというのを見ました。エネルギーも太陽光、ゴミ、地熱を使って地域全体をまかなうという循環型・・まだ未完成ながら実際に住んでいる人もいます。今はアパートメントコンプレックスのような所だけですが、いずれ街を広げ、庭付きの一軒家も建てていくそうです。

興味深かったのはその街には菜園を作るという構想、区画を住民に割り当てて野菜を作るのだそうです。まさにアロットメントですね。そこで採れた野菜を使ってレストランを作る企画もあるのですって・・


明るい未来はもう来ないのではないかと思える様な現実ですが、ちょっとほっとするいいニュースでした。

暑くて畑仕事、庭仕事は大変ですが本当に楽しい・・三尺ささげと冬瓜、ゴボウに挑戦しています。
又、ご報告します。

2011年7月10日日曜日

暑い夏を気分よく

放射能、電力不足、地震・・・嫌なことばかりの夏・・・
それでも夏は夏なりの楽しさを見つけて、少しでも気分良く過ごしたいと思います。

麻はテーブルリネンでもシャツやジャケットでも大好きな素材です。手入れは少し面倒でもこの肌ざわりは何とも言えません。

最近、少し思いきって上質なベッドリネンを買いました。真っ白とナチュラルカラーを2セット、厚手でざっくりした感触は不愉快な真夏の夜を素敵に変えてくれます。



窓を開けて風を感じながら本を読んでいると、なんだか明日は良い事がありそうな気がしてくるのはこのリネンのお陰かもしれません。

2011年7月6日水曜日

Commanderie de Bordeaux

先週はブルゴーニュワインのディナー、昨晩はボルドーワインのディナーへ、首にかけるリボンを間違えないように、ドレスコードは先週よりカジュアル。

そしてこちらはカクテルタイムの代わりに、ディナーの前にボルドーワインに関しての講演が1時間ほどありました。
クレマン・ド・ボルドーを飲みながら、シャトー・ラフィット・ロッチルドのお話など聞きます。

(先週のブルゴーニュのディナーではアペリティフはクレマン・ド・ブルゴーニュ・・・・アペリティフにはシャンパーニュが飲みたい!  しかたありませんが・・)



2010年のプリムールの試飲も出来ましたが・・・はたしてこのワインから今後の可能性を読み取るには難しい!  やはり飲み頃のを買いましょう。



ボルドーワインには羊ですね。Pomerolと合わせました。



今度は11月、フランスから評議委員の方々が来日してのガラディナー及び新会員の叙任式です。
その前に<グランヴァンを楽しむ会>というのもあるそうなので楽しみ・・・

2011年7月3日日曜日

ブッドレアとガーデニア


 
もう梅雨明けなのかと思うような強い日差しに、夏に弱い植物は元気がなくなって来ます。

それでも今がまさに咲き時というのがブッドレアとガーデニア・・・
ブッドレアは別名バタフライブッシュ、蝶が大好きな花です。



ガーデニア、クチナシです。この花の魅力は何と言っても香り、早春の沈丁花、秋のきんもくせいと並んで季節を教えてくれる香りです。
香りが良いのでカットして活けてもなかなか水が上がりません。朝早く、あるいは夕暮れ時、庭に出て香りを楽しむ事にします。

2011年7月2日土曜日

La Confrerie des Chevaliers du Tastevin

ブルゴーニュワインの騎士団の総会 ディナーがキャピタルホテル東急でありました。

このホテル、新しくなって初めてでしたがとても良い感じ、お料理もワインもおいしく、楽しいディナーでした。ブルゴーニュワインの会に出席するのは1年ぶり、沢山の知り合いの方々や初めての方々にもお目にかかる事ができました。
震災後の東北の復興の為に、色々なプロジェクトを立ち上げて力を尽くされている方ともお目にかかかることが出来て、震災後はどこのパーティヘ出席してもこれからの日本が話題になります。

勿論、ワインの会ですから話題は当然ワインや料理の事も・・・この日、私の隣の席は(席次は行ってみないとわかりません)この会の会長の磯村さん、筋金入りのフランコファイル! フランスの事を伺うだけなら楽しく拝聴出来ますが、こちらからもお話ししなくてはルール違反・・・ワインや料理の話は尽きてしまって・・・仕方なくサルコジ夫人、カーラ・ブルーニのおめでたの話などして何とか・・上手くいきました。





ワインはすべてマグナムボトルでサーヴィス、白はヴージョの1級畑、珍しい白です。素晴らしい香り、そしてピュリニー・モンラッシェ、レ・カイユレ、この品格はさすがです。オマール海老と素晴らしいマリアージュ。

その後、赤はコルトン 2005 Domaine du Comte Senard とクロ・ドラ・ロッシュ 2007Domaine laurent Ponsot,いずれもマグナムのせいもあり素晴らしかったです。私はコルトンの方が好きですが・・ヴィンテージのせいかしら?



とても楽しいディナーでした。今月はボルドー、シャンパーニュとディナーパーティーが続きます。