2010年11月27日土曜日

コマンドリー・ド・ボルドー叙任式

コマンドリー・ド・ボルドー、コマンドゥールを叙任しました。
少し重いケープを着せられ、フランスから来られた会長(Chateau d'Issanのオーナー)からボルドーワインの擁護と愛情と敬意を捧げますか?と問われ、はい、約束しますと答え(勿論フランス語で~す!)、ボルドーワインでカンパイ!
サインをして終わり・・・

でも少し後ろめたい気分・・・私って節操がないですね・・・・11年前、ブルーゴーニュ、クロ・ド・ブージョまで行ってブルゴーニュワインに忠誠を誓ったはず・・・・

でもボルドーでもブルゴーニュでも違いはおいしいワインとそうでない物・・・・比べられません。
と思うことにして・・・
叙任式の後はカクテル、そしてガラディナー、5時間半も続き、少々疲れました。
一つのテーブルは10人、フランス大使館参事官を始め、顔みしりの方もいらっしゃいますがほとんど初対面、色々な職業の方がいらして楽しいディナーでした。
確か飲み頃のChateau Lynch Bagesがあったはず・・週末はこのボルドーを開けて、敬意を払って頂きましょう。


2010年11月18日木曜日

ボジョレ・ヌーヴォーと公魚

今年もこの季節がやってきました。12月が近いなーとボジョレ・ヌーヴォーが届くと毎年思います。・・・クリスマスディナー、おせち料理のレシピ作りを始める合図みたいな感じです。

ボジョレ・ヌーヴォーは毎年何ケースか8月に予約をします。届くのは解禁日の前日・・・解禁日前に味見してしまいます・・・・
世の中の大騒ぎは(以前ほどではありませんが)どうかしていると、批判的ですが、まー、今年の出来はどうかしらと季節ものを味わう感じですね。ボジョレ・ヌーヴォーはその程度のものと思っています。

さて今年の出来は?”ドミニク・ローランBIO”、ぶどうジュースとフランボワーズピュレをミックスしてアルコールを添加した感じ・・・飲みやすくて軽く、さすがドミニク・ローラン・・なかなかおいしいです。あくまでボジョレ・ヌーヴォーとしては・・ですが。

そしてもうひとつ季節のものが届きました。芦ノ湖の公魚(わかさぎ)です。朝捕りの新鮮な公魚は光っていてきれいです。生臭さなどは全くなく、鮮度が落ちないうちに頂きます。
上新粉を軽くはたいて油で揚げ、レモンとオリーブ油と塩で頂きます。これとボジョレ・ヌーヴォーを合わせました。
揚げた公魚はマリネにしておけば2,3日おいしく頂けます。

季節は晩秋から冬に移っていきます。しばらくは毎朝、落ち葉掃きに忙しい・・・

2010年11月12日金曜日

これがおいしい?

先日ある有名な日本料理屋にご招待、一見客お断りとか、予約が難しいとか、そんな事も聞いていたので内心楽しみにしていました。

約束の時間より少し早めに到着して、扉を開けても誰もいない、仕方なく奥のカウンターで仕事している板前さんたちに声をかけると”怪訝そうな顔、一見客はダメとでも言いたげ、そのうち女将が現れ、個室に案内されたのですが、もうこの接客にいやな予感がしました。
大体この予感は当たるもの・・・

後の料理はなんの感動もなく、ご主人が”丹波の松茸、丹波の松茸”と自慢げに繰り返していましたがここの一人分の料金で山のような丹波の松茸が買えるでしょう、焼いてすだち絞って、それが料理屋の仕事でしょうか?基本のお出汁もおいしくない・・・・・
でもいつも満席・・・不思議です。こんな料理を有り難く食べている客側に責任があるのでしょうね。

鱧と松茸・・・まず鱧がおいしくない…まー関東で食べる鱧でおいしいかった事はありませんでしたが
もう季節が完全にずれている・・・9月頃、名残りの鱧と出会いの松茸なら”あー秋が来た”と思えるのですが・・
嵐山吉兆で頂いた松茸の味がよみがえってしまいました。

思い出しても不愉快なのでこの辺でやめます。ご招待されたのに文句ばかりでごめんなさい。

でもテーブルはひっくり返しませんでした。



2010年11月9日火曜日

ムートン・ロッチルドと焼きおにぎり

秋晴れの日曜日、BBQパーティにお招き、楽しい休日でした。

参加者の年齢は少し(?)高め・・お肉調達係りの私は責任重大です。揃いもそろって超うるさい!
量より質ですから、あまりさしの入っていないイチボを炭焼き用にやや厚めに、比内地鶏のもも肉とおいしいソーセージ、後は私の畑のしし唐を焼いてレタスはサラダにします。この野菜だけはどんな舌の肥えた連中も黙らせる自信ありますから。

ポン酢、ゆず胡椒、七味に大根おろし、フルールドセルとミニョネットで頂く炭焼き肉はおいしい!
次回はもう少しお肉増やしたほうが良いかもしれません。(主催者は年寄りが多いから肉はそんなに食べないよって・・・そんなことありませんでした。今時の若者よりずっと肉食老人、老婆です!!)

ワインは私の係りではありません。密かに期待・・・
ドン・ぺりニョン、フェヴレイのシャブリ、オーパスワン、そしてムートン・ロッチルドと、おいしかったです。

昼間は暖かでしたが日が落ちると少し冷えてきました。床暖房を入れてテラスを開け放して、火の回りになんとなく集まって、ムートン飲みながらゆっくりおにぎりを焼いて・・・秋の夜長の一つの楽しみ方ですね。


休日の朝のこんな楽しみ方も・・
”明日、朝ごはんを食べよう”とお声がかかります。都合が良い何人かで一緒に朝食です。
”オークラ?グランドハイヤットですか?””オークラに8時集合!”
皆、麻布周辺に住んでいるので10分もあれば大丈夫、成城なんて遠い田舎だと思われている私ですがホテルの朝食は大好きなので早起きして出かけます。
その後はそのまま解散になったり、男性達はゴルフの練習に行ったり、私もお伴をしたりして、それでも午後は丸ごと使えるので有効な時間の使い方です。
家の中でのんびり過ごす休日も好きですがお天気の良い日には元気が出ますよ。

人生を楽しむには体力、気力がいります。そして何より気分の切り替えが大事です。うんざりするような事は生きている限り必ず付きまとうもの、ひとまずおいて、”機嫌良く”・・これが最低限のマナー、誰もが大変なことを色々抱えているもの・・・それがわかっているからせめていつも機嫌良くしていましょう!