2010年7月28日水曜日

コマンドリー・ド・ボルドー

<夏のコマンドリー・ド・ボルドーの夕べ>がフォーシーズンズ ホテルでありました。

暑い暑い日が続いて、夕方になってもちっとも涼しくなってくれません。真夏のパーティーなのでドレスコードはカジュアルで助かりました。

私はまだこの会の正式会員ではありません。この秋に叙任式があってそこで正式にコマンドリーとして認められます。





パーティに先立ってセミナーがありました。フォーシーズンズの中にある立派な国際会議場でテーマは<星ぼしとワイン、マリー・ローランサンと見る狂騒の時代>講師は評議員でもあるローランサン美術館事務局長の吉澤氏、内容はローランサンとアポリネールの恋に始まり、その時代の背景、シャトー・ムートン・ロッチルドのエティケットの絵のお話し(ローランサンは1948年のエティケットを描いている)、ココ・シャネルとの関わり、サンテグジュペリに至るまでとても楽しいセミナーでした。アポリネールの例の詩、<ミラボー橋>をフランス語で朗読なさったり、こういうお話を聞いてからワインを飲むと更に美味しく感じます。


そしてワインは5種類ほどのボルドーワイン、メインはやはりサンテグジュペリの曽祖父が所有していたChateau Malescot St.Exuperyでした。



ビュッフェでの食事でゆっくりワインや料理は楽しめなかったのですが、皆様とお話しすることが出来て愉しかったです。





2010年7月22日木曜日

憧れの住まい 

いやになるほど暑い日々、もう少しで夏休み・・・そう思って働いています。

暑い日曜日、素敵なお宅を訪問しました。池田山、M邸、アーティストのお宅です。
初めてではないのですが、私はこのお宅を訪問する度、しばらく興奮状態です。
家丸ごとミュージアム!もうため息しか出ません。
画像はほんの一部、細部にわたってこだわった建築家と家主の究極のコラボレーション!
すごい!の一言です。


アートの数々、それらがすべて収まるべきところにおかれています。これらのアートに囲まれて暮らすなんて夢のようです。

おかれている花はいつでも白、この日はカサブランカリリーとニュウサイランと白のグロリオーサ・・・・
もっと写真撮ってくれば良かったです。ほんのほんの一部です。


画像が小さくて見えないかもしれませんが窓辺のB&Oのスピーカー、すごいでしょう?私の持っている物の何倍の大きさかしら・・・

黒のカッシーナのソファ、テーブルに置かれたヘルムート・バーガーの写真集やトム・フォードの本・・・
中央の階段を下りると又、別世界、モダンな和室、廊下にはすべて飲まれたシャトー・ムートン・ロッチルドのエティケットが無数にフレームに入って飾られています。



このブルーの美しさ、時間の経過で色合いが変わって来るのです。このブルーがここだけではなくあちらこちらにさりげなく、でも計算しつくされて配置されています。もう美しさにため息・・


ガラスの棚、これもすごい、こういうのが私も欲しかった!!


見てください!アートでしょう?
ポールセンのペンダントライト、テーブルとイスのアルミの足、イスは黒の中にオレンジと赤が1客ずつ・・・
すべてが美しい調和です。
右側の外にはデッキ、ここにおかれたテーブルの真上に夜になるとガラス越しにポールセンのライトが映るのです。イリュージョンまで計算されています。
このデッキでのBBQパーティ、昨年の夏でしたがこれはすごかったです。お肉を焼くのはロビュションのシェフ、サーヴィスもロビュションから・・途中でオークラの山里からおにぎりが届きました。
極上の日常こそ最高の贅沢・・・・そんなことを思いました。

(どんな方が住んでいるのか気になりますか?  男性の一人暮らしですよ!素敵でしょう?)



2010年7月17日土曜日

暑い日のディナー

教室のない木曜日、8人のゲストをディナーにお招きしました。
初めてお目にかかる方々も多く、メニュー作り、ワイン、テーブルセッティングを決めるのにずいぶん悩みました。
画像はゲストブック、お帰りになる時に必ずお名前や一言、書いて頂きます。時々、ワインを飲みすぎて書いていただくのを忘れてしまい、取り返しのつかない”うっかり”を反省しています。

リヴィングを改装した2年前、記念としてロンドンのスマイソンに注文したゲストブック、だんだん埋まって行き、時々見ては愉しかった時間を思い出しています。


暑い日だったので涼しげなおもてなしをと思い、コンソメジュレとこちの昆布締めに青ゆずの香りをつけてスターターに、なすの冷たいスープ、鴨とロティ、子羊のスモーク、ラタトゥユ、桃のスフレと召し上がって頂きました。
ゲスト8人、プライベートなディナーではないのでスタッフ2人に手伝ってもらいました。おかげでサーヴィスもスムーズに進み、皆様にとても喜んで頂きました。
出版やメディア関係で活躍されている皆様のお話はとても楽しく、刺激になりました。”紙はいづれなくなる”という事も漠然とですが納得です。
お客様をお招きした後、私だけの儀式(?)があります。
私におもてなしの心やプロトコールを教えてくださった伊藤恒さんのお写真に向かって”今日はどうでしたか?”とたずねます。”良くやったね”勝手にその様に答えてくださるに違いないと、自身を納得させています。もう叱って下さらない寂しさでいっぱいですが・・・

2010年7月12日月曜日

花アレンジメントの講習会


ロンドンでフラワーアーティストとして活躍されている渡辺尚子さんの講習会をしました。彼女の帰国に合わせ、すでに何回か催してきました。今回のテーマは夏のビッグハンドタイブーケです。

今回は気温も高く花が痛みやすいので当日の朝、マーケットで仕入れ、すぐに仕分け作業、花材もひまわりなどの夏らしい華やかなブーケが出来上がりました。

最近のひまわりは色々な種類が出回っています。ゴーギャンやゴッホの絵画に出てくるような八重、茶色など・・夏はお花の持ちが悪いのですがやはり花のない暮らしはさびしいです。まめにお水を取り替えてあげましょう。


如何でしょうか?ハンドタイ・スパイラルというテクニックで組んでいったブーケ、パワフルな真夏の花ばなです。


2010年7月10日土曜日

ラ・シェーヌ・デ・ロティスール

ウエスティンでラ・シェーヌ・デ・ロティスール(料理関係のフランスの非営利団体)のディナーがありました。22階のヴィクターで、ディナーの前にはリーデルグラスのセミナーに参加、葡萄品種によってふさわしい形のグラスがあるということ、改めて実感しました。リーデルはロティスールのオフィシャルパートナーです。

ウェスティンに行ったら必ず訪ねるワインショップ、ラ・ヴィネ、ディレクターの荻原さんにセラーから飲み頃ブルゴーニュとサンセールのマグナムを選んでもらいました。画像はラ・ヴィネのセラー、素晴らしいワインが整然と並んでいます。




22階からの眺めは始めは雨でぼんやりとしていましたが、急に晴れて、ディナーが終わる頃には素晴らしい夜景でした。
料理、ワイン、ホテル、食に関する職業のプロフェッショナル会員、その他の職業のノン・プロフェッショナル会員が定期的に集まり、食を通じて親交を深めるディナーやガラ・ディナーパーティが年に何回かあります。ブルゴーニュワインの騎士団もそうですが、このようなパーティで沢山の方々とのお付き合いが始まりました。
次回は秋、新会員の叙任式を兼ねたガラ・ディナーです。





2010年7月4日日曜日

ブルゴーニュワインの騎士団


週末、ペニンシュラでブルゴーニュワインの騎士団のディナーパーティがありました。
ヘイフンテラスのチャイニーズとブルゴーニュワインとのマリアージュ、どうなるのか少し疑問もありましたが料理が洗練されたチャイニーズだったこともあって美味しかったです。
ワインはLeflaiveのムルソー、ジュヌヴリエール、Pousse d'Orのピュリニー・モンラッシェ、レ・カイユレ、赤はPonsotのクロ・ドラ・ロッシュVV、そしてGrivotのエシェゾーと続きましたが、なんとすべてマグナムボトルでのサーヴィスでした。ワインはどれも素晴らしく楽しめましたが、ひとつだけ残念なのはグラスがブルゴーニュのグランヴァングラスではなかったこと・・ペニンシュラでも数が揃わないのでしょうね。
ブルゴーニュワインの会ですから食前酒もシャンパーニュではなくクレマン・ド・ブルゴーニュです。素晴らしいワインを飲んでしまった後はどうしてもシャンパーニュで締めくくりをしたくなり、西麻布の君嶋屋さんのフレンチレストランへ、ノンドサージュの超辛口ピエール・モンキュイでパーティはお開き。
次の日、土曜日はクラスがありましたがその後、夜は友人のお宅のディナーに招かれていました。
春に出来上がった素晴らしいお宅で、画像を撮るつもりでカメラを持っていったのに、クリスタル・ロゼを飲んですっかり忘れてしまいました。
次回必ず素敵なお宅の写真を撮ってきます。クリスタル・ロゼ最高でした!!
7月はパーティが続きます。来週はロティシュール、その後はボルドーのパーティです。