だいぶ余震が少なくなってきました。
この10日ほど精神的にとても不安定で、ついワインボトルに手が伸びます。
本ばかり読んでます。明らかに現実逃避傾向です。
暖かいので散歩に出ました。
我が家からすぐ近く、とても素敵なお家があり、お庭を1部ですが公開しています。
昔はこのような古い、趣のある住宅がたくさんあったのですが、バブルを境に少なくなりました。
丹下健三邸もあったのです。ご縁あって、ずいぶん部屋の中やお庭で過ごさせて頂きました。バーベキューしたりして贅沢なことでした。
ここからすぐそばに私が知る限り、成城で一番大きなお屋敷があります。敷地1000坪以上・・・
門からはお屋敷の一部が見えるだけ、大きな木々に囲まれて、このあたりを通る時は一瞬イギリスにいる様な錯覚を覚えます。
大好きな散歩コースでした。
ところが”建築工事のお知らせ”という看板を発見・・・・有料老人ホームになるみたいです。
すでに木を切るチェーンソーの音が・・・・
こんな歴史を感じる風格のある住宅はもう維持できないのですね。
何もかも流されてしまった町を繰り返し繰り返し見ていると、長い年月を経てきた建物を無性に見たくなっていました。
私の家ではないのに涙が出てしまいました。
どんな事であれ今は破壊はいやです。
0 件のコメント:
コメントを投稿