ドンぺりニョン2004でパーティーは始まりました。オシェトラキャヴィアと共に。
ここでの数々のパーティーはどれも記憶に深く残るもの、支配人のクリスチャン・ボラーさんから教えて頂いた”Art deVivre"というフランスの文化、グランメゾンのあり方などどれも私にとってまさに宝物。
今の私の仕事の基礎の一つになっています。
先代のオーナー、クロード・テライユ氏の言葉がパーティーのメニューにありました。
”どうぞ人生の貴重な時間を、思うがままに愉しんでください。
もしも、その時間をトゥールダルジャンでお過ごし頂くなら、
我々にとってこれ程光栄な事はないでしょう。
トゥールダルジャンは舞台なのです。
そこにゆったりと流れている時間はかつて良き時代に味わった、
あの素晴らしく豊かな時間なのですから。”
私は幸運な事にクロードテライユ氏にパリ店でお目にかかった事があります。お年は召していらっしゃいましたが客席を優雅にあいさつして回るお姿にうっとりした事を思い出します。
昨日はご子息が来日されました。
キャヴィアの次はトゥールダルジャン特製、三皇帝風フォアグラ、これはトゥールダルジャンのシャンパーニュ、ドゥミ・セック
この取り合わせは言葉もない位素晴らしい。かすかなシャンパーニュの甘みが極上のフォアグラを引き立ててくれます。
そしてドンぺりニョン、ロゼへと続きます。料理はラングスティーンと真鯛のコンソメ
次はリドヴォーとアワビの赤ワインソース、ワインはレオヴィル・ラスカス2000
メインの鴨”マルコポーロ”にはラフィット・ロッチルド2000
デザートはパーティーのテーマ“時”から、時計がお皿に描かれていました。サーヴィスされた時間が表わされて(各テーブル毎に異なる時間が)素晴らしいショコラと柑橘のハーモニー
ディジェスティフはヘネシーのプレステージ、コニャック・パラディ。
素晴らしいディナーでした。
ドレスコードはブラックタイ、イヴニングドレスと着物が半々くらい・・・男性はタキシード。
私は紫の総絞りの訪問着。
お土産は女性にはトゥールダルジャン(銀の塔)のチャーム、男性にはカフリング。
それとお菓子。
20周年の時に頂いたジアンの鴨のお皿は今も大切に鴨料理の時に使っています。
思い出に残る素敵な夜でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿