7月の教室をすべて終えて夏休み前にディナーをしました。
7人、私を加えて8人です。
今回はすべて私一人でするのでメニューもそれを考慮して、あとはゲストに手伝ってもらう事にしました。
テーブルセッティングは早めにしておきます。夏らしいテーブルにしました。
メインは中勢以の熟成肉をグリルで焼いて肉のおいしさを味わって頂く事に、付け合わせは私の畑から採れたてなすと甘トウガラシ、スイスチャード。
この野菜が何よりのおもてなしになりました。
これはシャンパーニュと共に召し上がって頂くアミューズのグジェールです。これと砂肝のコンフィ。
前菜はヒラメをオリーブ油と塩レモン、自家製ドライトマト添え、フェンネルの冷たいスープを次に召し上がって頂きました。
丁度食べ頃になったチーズはバランセ、シャウルス、マンステール、コート・ロティと共に。
デザートはピーチメルバと写真のタルト・オー・ヴァン・キュイ、このタルトが大好評でした。
温かいタルトに胡椒とフルール・ド・セルを降って、ソーテルヌと良く合いました。
このタルトに使ったワイン、実はドミニク・ローランのモレ・サンドニ、ワインセラーの故障で少し心配だったのでスパイスと共に煮詰めてしまいました。ちょっともったいなかったかしら・・・
ゲストに採算度外視と言われてしまいました。
この日のワインです。スターターはサローン、ブラン・ド・ブランの最高峰、おいしい!
そしてクリュッグのクロ・デュ・メニル!これはもう言うことなし、改めてクリュッグの偉大さを再認識。
そしてルロワ、最高のムルソー。
赤は3本、まずボルドー、日本人が作ったクロ・レオ、その次はサプライズでキャンティのレゼルバ、これはブルゴーニュのグランヴァンと全員が思ったほどすごいサンジョベーゼでした。
もう1本赤はコート・ロティ、最後はバルザック、クリマン。
かなりゴージャスなワインでした。
ワインと料理を手伝ってくれた最強の二人・・・・
最後はゲストブックに一言書いて頂いて楽しいディナーは終わりました。
ロンドン、スマイソンで誂えたゲストブック、ページが埋まって行く毎に思い出も増えて行きます。
”お客様をお招きするという事はその間、その方の幸せを引き受ける事”このブリア・サヴァランの言葉をいつも思い出します。
皆様の楽しそうなお顔を見て、この日はきっとそれぞれの方の記憶に刻まれるはず、忙しくても大変でも、何より私が幸せでした。
その日は3時過ぎまでかかってグラスを洗い、ディッシュウォッシャーにお皿とカトラリーを入れて、リネンはハイターに浸けておしまい。
快い疲労感と共に休みました。
次の日、楽しい気分で掃除、洗濯、アイロン・・・・
又、楽しいディナーをしましょう。