2013年9月18日水曜日

フランス料理アカデミー

夏休みが終わり、日常の暮らしが始まるとあっという間に時間は過ぎて行きます。
台風が過ぎ去って朝晩はすっかり涼しくなりました。
毎日木犀の木を観察、小さな蕾が見えます。もうじきいい香りがしますね。
 
昨晩は”フランス料理アカデミー(Academie Culinaire de France)のディナーに出席、大変権威のある会らしく、日仏の会長や来賓の方々のなが~いスピーチから始まりました。(通訳が入るので時間は倍になります)
 

 
出席者はプロの料理人の方々が多いので男性の姿が目立ちます。
 
そのような会なので、私は料理に少し期待しました。普通のバンケット料理とは違うはずと。
 
上手くまとめられたフルコース・・・・フランス語のみの立派なメニュー。
 
こぎれいで無難で、おいしくない・・・・前菜のウニとオマールのブラマンジェ、グリーントマトのガスパチョ、ポアヴロンのオイルを一口頂いて、期待しない方が良かったと思いました。
 
事情は色々あると思いますが。
 
デネルヴェしてないフォアグラのポアレ、残った血管が舌に絡まります。気持ち悪い。
ビアンキュイの仔羊・・・・・

 
先週見た映画”大統領の料理人”を思い出していました。
実在のミッテラン元大統領の専属料理人のお話、元からいる権威の権化のような男性料理人と喧嘩をしながら、自分の料理を作り続ける、彼女の料理のおいしそうな事、シンプルで家庭で作り続けられたまっとうな料理・・・
 
キッチンにふらっと現れた大統領に作ったトリュフのトースト、しっかり焼かれたパンに浸み込むトリュフバター、乗せられたトリュフ・・・・・本当に美味しそう。
(しかし、そこは階級社会、大統領と使用人の分をわきまえた距離も良かった)
 
 
湯せんで作るという彼女のスクランブルドエッグを作ってみましょう。セップはないので松茸を添えて。
美味しいものは自分で作りましょう。